引き寄せの法則において頻繁に登場する言葉に「エイブラハム(Abraham)」というものがあります。
エイブラハムとは一体どのようなもので、我々に対してどのような気付きや喜びを与えてくれる存在なのでしょうか。
エイブラハムは、引き寄せの法則の鍵を握る存在といっても過言ではありません。
この記事ではエイブラハムの概要について分かりやすくまとめた上で、エイブラハムによるいくつかの名言をご紹介します。
エイブラハムとは、我々が見ることは難しい、高次元に存在する宇宙意識としての概念です。
エイブラハムは、アメリカ人女性であるエスター・ヒックスさんの体と声を借りて、その真理を我々に向けて分かりやすく届けてくれます。
エイブラハムと繋がったエスター・ヒックスさんは、夫であるジュリー・ヒックスさんの力を借りながら、多くの執筆活動や講演を行いました。
『エイブラハムの教え』『エイブラハムの引き寄せの法則』といった著書はあまりにも有名です。
エイブラハムを「神」として見ることもできますが、エイブラハムは具現化された肉体を持ちません。
それ故に偶像もなく、概念として存在しています。
「集合意識」や「集合魂」という言葉に置き換えられることもある理由は、このためです。
我々がエイブラハムに対して何か質問をしたとしましょう。
その答えはエスター・ヒックスさんの体と声によって具現化され、伝えられます。
エイブラハムとエスター・ヒックスさんは一心同体ともいえる存在で、両者は波動を通じて共鳴しているといいます。
日本人にとって分かりやすい表現としては「憑依」という二文字がピッタリかもしれません。
とても流暢に、そして明快にエイブラハムの意思が伝えられることが特徴的であり、我々が幸せに生きる上で重要な愛情に富んだ答えが返ってきます。
エイブラハムが教えてくれるものこそが「引き寄せの法則」です。
エイブラハムの言葉を理解し、生かすことで我々の人生を前向きにさせてくれます。
これによって得られる恩恵は自己成長、実りある恋愛や結婚生活、そしてお金に至るまで実に様々です。
エイブラハムの教えにおいて、特に重要な要素となっているものが「常に良い気分を維持すること」です。
これは引き寄せの法則における「潜在意識」というベースにも繋がるものであり、意識すると良い考え方になります。
ポジティブな感情を持つために、エイブラハムは瞑想を多用しています。
これがいわゆる「エイブラハムの瞑想」です。瞑想を活用して心を整え、ポジティブな感情を保つことによって、自分自身に関与する循環を好転させることができます。
人間が生きる以上、ネガティブな感情を一切持たないということはまず不可能です。
時にはイライラしたり、気分が落ち込んだりしてしまうこともありますが、そうしたときにはエイブラハムの瞑想を行うことにより、良い結果を引き寄せられるようになります。
スピリチュアルな世界の物事として捉えられる瞑想ですが、近年では医学的にもその効果が注目を集めています。
気分を落ち着けるためのテクニックとして多くの人の間で浸透しはじめており、「特別なこと」ではなくなっているのです。
エイブラハムの瞑想は、エイブラハムの音楽を静かな音楽と一緒に聞きながら過ごすという非常にシンプルなものです。
内容は「人生全般」「人間関係」「お金」そして「健康」という4つの項目に分かれています。
それぞれが15分程度に区切られていますので、多くの時間を取れないという方でも気になるテーマを選んで瞑想を行えます。
就寝前の時間を使っても良いですし、起きたとき、あるいは入浴しているときなどに聞いてみても良いでしょう。
エイブラハムの瞑想は、特別なCDなどを購入しなくても行えます。
YouTubeにはテーマごと、あるいは全テーマを一つに編集した動画が無料で公開されていますので、お金をかけずに人生を変えるための第一歩を踏み出すことができるのです。
瞑想は難しい、集中しなければいけないという悪いイメージを持つ方も多いのですが、エイブラハムの瞑想はそれら一般的な瞑想とは異なります。
癒しの時間として静かに聞き続けるだけで、前向きなマインドを手に入れることができるはずです。
エイブラハムの教えは、エスター・ヒックスさんにより多くが書籍化されています。
その中から、特に注目するべきエイブラハムの名言をいくつか集めてみました。
どのようなことを我々に説いているのか、じっくりと考えながら見ていきましょう。
親しい友人や知人、仕事の関係者、そして家族でさえも、あなた自身を持低することは許されません。
自分自身で起こした行動が信念を持ったものであれば、それはいかなることだとしても尊重されるべきなのです。
エイブラハムは「あなただけが、自分の波動を分裂させることで自分を否定するのである」と続けています。
つまり、最終的に障壁となる唯一の存在は、他ならぬ自分自身であることを説いています。
自分自身の行動は、責任を伴うものであればあるほど悩みや葛藤をもたらします。
しかし、その決断に不安を感じることはありません。自分を肯定し、起きることすべてを前向きに捉えることこそが、人生を豊かにするためのポイントです。
人生には必ず終着点があります。
しかし、単純に長生きを求めるだけでは、人生の豊かさに気付き、触れることはできないとエイブラハムは説いています。
そして「楽しく生きるとき、結果的に人はだいたい長生きをする」と続けているのです。
人生の成功とは、長生きができたかどうかで決まるものではありません。
その過程にある「楽しさ」を存分に感じられるかどうかが重要です。
長生きを目的とするのではなく、楽しく生きることに重きを置き、そのためにできることを考えましょう。
エイブラハムの引き寄せの法則は、内容がポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ引き起こされるものであるという考え方に沿って作られています。
「ノー」と言い否定すると、それはどんどん近寄り、飲み込まれてしまうというお話です。
エイブラハムは「望まないことに抵抗すればするほど、あなたはそれに飲み込まれてしまう」と語っています。
つまり、ネガティブな感情がネガティブな出来事を連鎖的に生むと考えられるのです。
逆に言えば、前向きな気持ちでいれば前向きな出来事を引き寄せられるようになります。
この法則はエイブラハムの教えの前提となるもので、エイブラハムは「意図的に幸福な状態を作り出せば、素晴らしい結果がついてくる」とも語っています。
エイブラハムは、アメリカ人女性のエスター・ヒックスさんの体と声を借りて我々に真理を伝えてくれる、ある種の神のような存在です。
エイブラハムは瞑想を多用することにより、気分を前向きな状態へと整えられると説いています。
引き寄せの法則を知る上で、エイブラハムの言葉には参考にすべき部分が多く、エスター・ヒックスさんの著書からも数々の名言を見ることができます。
「エイブラハムの瞑想」はYouTubeから聴くこともできるので、リラックスタイムに活用してみましょう。