引き寄せの法則とは、ポジティブなこともネガティブなことも、人間が想像することは現実化するという法則です。
気持ちの持ち方次第で状況を好転させられる法則なので試しやすいのですが、結果が出ずに「そんなの嘘だ」と感じている方もいるかもしれません。
上手くいかないと疑心暗鬼になり、不安になり、不信感を持つという気持ちはよく分かります。
しかし、結果が出ないことには何らかの理由が含まれているかもしれません。
何を間違っていると引き寄せの法則が嘘になってしまうのか、この記事で詳しくご説明します。
引き寄せの法則について勉強し、実現するように試してみたとしても、なぜだか上手くいかないということはあります。
そんなとき、人は「引き寄せの法則なんて嘘だ」「そんなことが叶うはずがない」という感情を抱いてしまいがちです。
しかし、引き寄せの法則が現時点で嘘になっている裏には、何らかの原因が潜んでいるケースが多いといえます。
この項目では、引き寄せの理由が嘘になってしまう理由を様々な角度からご紹介していきますので、それに該当していないかどうか確認してみましょう。
引き寄せの法則に即効性を期待している方がおられます。
たとえば次の日に元恋人と復縁していたり、次の週で結果が発表される宝くじに当選していたりという形です。
残念ながら引き寄せの法則には即効性がなく、短期間で効果を発揮することはまずありえません。
この法則は、自分自身の考え方の根本を大きく変えて、少しずつ良い運や縁を引き寄せるという原則によって効果を発揮します。
しかし、ほんの少しだけ考えを変えたり、願ったりするだけで結果を求めるのは、初詣でお賽銭を投げて神頼みをするのと変わらないのです。
もちろん短期間で効果を実感できる方もいます。
しかしそれは、どちらかと言えば偶然の産物と言えるでしょう。
たとえ短期的に結果が出せたとしても、それでは自分との向き合い方自体は変化せず、本当の意味で引き寄せ続けられる人物にはなれません。
「できるといいな」「叶えば嬉しいな」という程度の軽い気持ちでは、引き寄せの法則を成立させることは不可能です。
強く願うということすら通り越して、良い結果が出ると確信しながら過ごすことが、引き寄せの法則を嘘にさせないために重要になります。
たとえば「ゲームで勝ちたい」と思ったとしましょう。
しかし何の対策もせず「次は勝ちたいな」と思う程度では強敵を倒すことはできませんし、「今度は勝ちたい」と思ったままゲームに参加することさえしなければ、そもそも勝つ権利すら得られません。
ゲームで勝つという結果を出すためには、敵を知り己を知り、様々な攻略法を試し、練習を繰り返すことが近道です。
引き寄せの法則もそれと同じで、潜在意識を変えるほど気持ちの持ち方に変化を付けなければ、成功に導くことはできません。
引き寄せの法則を成立させるために強く願い、意識を変化させることは大前提です。
しかし「それさえできていればいいや」と思い込んではいないでしょうか。
叶えるための行動を伴わず、ただ願っているだけでは結果を出すことができません。
いくら潜在意識を変えられて、ポジティブに生きられるようになっていたとしても、ずっと家の中で過ごしているのに「良い人と出会いたい」という願いが成就するはずがありません。
結果を得るための行動を伴わせることも重視しましょう。
行動するといっても、たとえばお金を稼ぐために危険な闇バイトをしたり、鮪漁船に乗ったりする必要はありません。
どのような行動を取れば良い結果を引き寄せやすくなるのかは、次の項目で詳しくご紹介します。
引き寄せの法則を嘘にさせないためには、行動パターンの変化を伴わせることも大切です。
引き寄せの法則においては、決して高い行動力が求められるわけではありません。
考え方に変化を付けるというベースだけで未来を変えられるので、その方法を整理しましょう。
引き寄せの法則で最も強く意識すべきなのは、自分の気分を常に良い状態にすることです。
ポジティブに過ごすことが求められる引き寄せの法則において、ネガティブな感情は邪魔でしかなく、その感情を招きやすい「不機嫌」な状態に自分を置かないようにしましょう。
もしも不都合なことが起きてしまったとしても、マイナスに考え続けるのはやめましょう。
「こういうことが起きるのが人生」「辛い思いをした次はきっと良い思いが待っている」と気持ちを切り替えて、まずは気分を落ち着かせるのです。
ネガティブな感情を抱くことは、引き寄せの法則から逆行する一番の悪手です。
少しでも前向きな気持ちを抱くことができれば、些細な出来事でさえハッピーに感じられ、望んだ結果を引き寄せやすくなります。
三日坊主という言葉があるように、最初は高い意欲を持って取り組みはじめたことだとしても、数日、数週間と日が経つことでモチベーションが下がることがあります。
これは人間である以上致し方がないことですが、引き寄せの法則を守る上では対処すべき問題です。
強い意欲を持ち続けられるように、モチベーションを保つための工夫をしましょう。
高いところに目標を置き過ぎず、一つずつクリアできる範囲内に細かな目標を作ることも工夫の一例になります。
たとえば瞑想やアフォメーションは有効な方法論ですが、長時間続けると習慣化しにくくなってしまいます。
仕事で疲れているときや、実行するための時間がないときに継続できず、その日を境にルーティンが途絶えて止めてしまうことさえ有り得るでしょう。
継続することは自信に繋がり、自信は信念へと進化していきます。
潜在意識としてマインドを刷り込むことができれば、引き寄せの法則による効果を感じられるまではあともう少しです。
それでは、なぜポジティブな意識へと変化させることが、引き寄せを実現する上で役立つことになるのでしょうか。
それは自分自身をより魅力的な存在へと強化して、周囲の印象を変え、人との縁や結び付きを良くしやすくなるためです。
いつも不機嫌そうな顔をしている人とニコニコしている人がいたとして、どちらの人と仲良くなりたいと感じるでしょうか。
あなたが上司だとして、楽しそうな部下と辛そうな部下のどちらに大切な仕事を任せようと思うでしょうか。
常にポジティブな感情を持ち、ポジティブに行動していれば、巡ってくるチャンスの数も必然的に増えます。
そのチャンスを生かし、掴み取ることによって、引き寄せの法則が嘘のまま終わらない確率が高まるのです。
引き寄せの法則が思うようにいかないと、スピリチュアルな世界は嘘なのではないかという疑問を抱くことになるかもしれません。
しかし嘘で終わってしまうか、嘘にさせずに引き寄せられるかは、自分自身の心や意識が決めるのです。
まずは自分自身が楽しく、ポジティブに暮らすための意識付けを行いましょう。
そして引き寄せのための意欲やモチベーションを失わないための工夫をし、訪れやすくなったチャンスを生かすための行動に備えることが大切になります。