メンタルブロックから受ける影響とは?原因や解除法を徹底解説
良い結果を引き寄せるためには自己肯定感を高めることが重要です。
それとは正反対のベクトルにあるものが「自己否定」で、それを生み出す原因の一つが「メンタルブロック」になります。
それでは、メンタルブロックは我々に一体どんな影響を及ぼすことになるのでしょうか。
メンタルブロックが生まれる原因や、そこから脱出するための解除法について、この記事を通じて詳しくお伝えします。
メンタルブロックは3つのレベルに仕訳けられる
メンタルブロックは、1~3まで3つのレベルに仕訳けることができます。
レベル1の場合はメンタルブロックの原因を自分自身で特定できますが、レベルが進むに連れて特定することが困難になることも特徴的です。
メンタルブロックを解除する難易度も、レベルが上がるに連れて難しくなります。
たとえばレベル1の場合は瞑想などの療法でも改善を目指すことができますが、レベル2ではセラピーが、レベル3では前世療法などが必要になることが一般的です。
自身のメンタルブロックがどのレベルにあるのかは、症状を整理することによってある程度判断することができます。
次の項目で詳しくご紹介していきますので、解除法と併せてチェックしていきましょう。
レベル1のメンタルブロックの特徴と解除法
レベル1のメンタルブロックでは、メンタルブロックがかかった原因を自分で理解することができます。
順序立ててこれまでの人生を振り返ったときに、その原因に行き着き、特定できることがレベル1の特徴です。
たとえば「運動会で転んでからスポーツをするのが苦手になった」「人前で歌って笑われてからカラオケが嫌いになった」という状況です。
このようなある種のトラウマが自分の行動範囲を狭め、特定の物事をこなすことにネガティブな感情を抱きやすくなります。
解除法の基本は瞑想
レベル1のメンタルブロックの場合は、瞑想を基本とした療法により解除を目指せます。
心身をニュートラルな状態にした上で、トラウマの原因と向き合いましょう。
そのときに体のどこかに違和感を覚えたら、その箇所に集中(フォーカス)します。
しばらくフォーカスを続けた後、再び体全体に意識を分散させましょう。
もう一度トラウマの原因と向き合い、先ほど覚えた違和感の度合いが弱まっているようであれば、少しずつでも効果が出ているということになります。
瞑想の中で、幼い頃の自分と向き合うこともおすすめです。
落ち込んでいる自分自身に話しかけ、なぐさめたり、寄り添ったりしましょう。
幼い自分が楽しそうに過ごすようになれば療法は成功で、そうでない場合は翌日以降に再び話しかけに行くことが大切です。
アフォメーションも有効な解除法
アフォメーションとは、肯定的な言葉を自分自身に向けて暗示することです。
引き寄せの法則でも多用される対処法であり、1日に数分~10分程度に渡って、実現させたい出来事を言葉にして発していきます。
たとえば人前で話すことに緊張してしまうなら「私は人前で堂々と発言できた」「私は沢山の人の前で意見を言えた」という風に復唱します。
ポイントとなるのは、過去形を使って既成事実化させ、断言することです。
レベル2のメンタルブロックの特徴と解除法
レベル2のメンタルブロックでは、その原因が何か考えても思い浮かばなくなったり、思い出せる原因がごく一部に止まったりします。
これは、過去に受けたショックが大きすぎて、記憶から消し去っていることが原因です。
このようなケースでは、うつ状態になっていたり、不安障害などを引き起こしていたりする場合があります。
まずは専門機関による診断を受け、治療を優先しましょう。メンタルブロックを解除するのはその次のフェーズからです。
治療法の基本は心理療法
心理療法を受けることにより、それまでは曖昧だったメンタルブロックの原因を明らかにすることができます。
トラウマは思い出せないだけで、完全に記憶から消えているわけではありません。
原因を思い出すことがメンタルブロックの解除に直結することもあります。
これで解決を図れないときは、セラピーによってメンタルブロックの解除を目指します。
特に有効とされるのがアロマセラピーです。
その他にも音楽療法など、五感に刺激を与えるような療法が有効とされています。
EMDRによる治療が行われることもある
EMDRとは、眼球運動によって記憶の再処理を行う治療法です。
過去に経験し、処理しきれなかった出来事を再現し、眼球の動きを以て疑似的にやり過ごすことで、辛い記憶を「もう終わった過去のもの」に処理しなおすという療法になります。
EMDRは精神科医の立ち合いの元で行うことが普通です。
トラウマを再現する過程において、感情をコントロールすることが困難になる可能性があるためであり、専門的な知識を持つ人物の監視のもとで行う必要があります。
レベル3のメンタルブロックの特徴と解除法
メンタルブロックの原因が全く思い浮かばず、どうしても特定できないというケースはレベル3に該当します。
原因が特定できない以上、直接的に働きかけて対処することは不可能です。
この場合は、特殊な療法を活用しながら解除を目指すことになります。
前世療法などでメンタルブロックの解除を目指す
まず用いられるのは前世療法です。
これは催眠療法の一種であり、まずは催眠性のトランス状態に置かれた上で、潜在意識に潜んでいるトラウマの体験を浮き彫りにします。
まずは幼い頃の記憶に働きかけますが、それでも特定できない場合は前世の記憶に遡ります。
前世の記憶に働きかけ、何らかの問題が見つかった段階で、その問題を解決するためのカウンセリングを受けるというのが基本的な前世療法の方法です。
カウンセリングは催眠を解き、現在の自分自身に向けた状態で行われます。
催眠療法や前世療法はスピリチュアルな対処法でもあるため、悪質な自称セラピストに捕まる恐れがあります。
信頼できる団体に所属するセラピストや、資格を保有しているセラピストからの治療を受けることがおすすめです。
霊視による解除が有効な対処法になることもある
前世で刻まれたトラウマがあまりにも根深い場合は、催眠を解かずに前世の自分自身に働きかけてメンタルブロックの解除を目指すこともあります。
このアプローチが成功すれば、前世の自分からメンタルブロックの原因を聞き出し、直接対処することが可能です。
たとえば、謎の首痛を抱えていた人物が霊視によって前世の人格とのコンタクトを受けたところ、その方の前世が「首に刀が刺さった状態のまま亡くなっていた」ことが分かったという事例もあります。
こういった点の解決を図り、現世に繋がる痛みを排除するのです。
まとめ
メンタルブロックとは、過去や前世に受けたダメージがトラウマになり、前向きな感情を持ちにくくなったり、行動を制限されてしまったりする状態を指す言葉です。
メンタルブロックは1~3までのレベルに分けられ、重さによって症状や対処法が変わります。
レベル1の場合はアフォメーションなど自分自身の努力で解決を図れますが、トラウマの原因が分からない場合は専門的な処置を受けることが重要です。
信頼できるセラピストに依頼し、状況に応じて精神科医の力も借りながら、メンタルブロックの解除を目指しましょう。