引き寄せの法則とは?結果を出すための実践法と、潜在意識との関係も解説
引き寄せの法則とは、自分が繰り返し願っていることを実現し、未来を引き寄せる方法です。
引き寄せの法則を使うと本当に欲しい結果を得られるの?と、半信半疑の人もいるかもしれません。
しかし、日ごろの心がけや行動次第で結果を出すことは可能です。
そこでこの記事では、引き寄せの法則とは何なのか、どうすれば望む結果を引き寄せられるのか、具体的な方法をご説明します。
引き寄せの法則ってどんなもの?
引き寄せの法則とは、最近になって新しくできたものではありません。
数十年前からいくつもの書籍が出版されている宇宙の法則のことです。その中でも有名なのが、次の著書です。
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
著者:エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス 翻訳:吉田利子
副題にある「エイブラハム」とは、スピリチュアルガイドつまり守護霊のような存在です。
著者の二人は夫婦なのですが、エスターさんが「エイブラハム」とコンタクトしてジェリーさんが対話をした内容が、書籍の中で語られています。
自然に寄ってくるのではなく、願いを自ら引きつける
引き寄せの法則というと、幸せが自然に寄ってくると勘違いしている人も多いですが、そうではありません。
自分が繰り返し考えている願いを、自ら引きつける方法です。
そのため、ネガティブなことばかり考えていると、ネガティブなできごとが実現し、ポジティブなことを繰り返し願っていればポジティブなできごとが実現します。
つまり引き寄せの法則に最も重要なカギは、「ビリーフ」なのです。
ビリーフとは、自分の信念、自分が真実だと思っていることを指します。
願いをかなえたいのであれば、自分の信念(ビリーフ)や行動を改めていく必要があります。
科学的根拠はある?
引き寄せの法則に明確な科学的根拠はありませんが、物理学で存在が確認されている「波動」が密接に関わっています。
人間は素粒子の集合体なので常に振動しており、人間の周りにある空気に振動が伝わり、自分の出している振動が波になり、波動として周りに伝わっていきます。
波動は人によって違いますし、そのときの感情によっても変化するものなのです。
波動はラジオの周波数のようなものなので、ポジティブな波動や喜びの波動を放っていれば、同じような波動を持った人を引きつけやすくなります。
これを、「波動共鳴」といいます。よく笑う楽しい雰囲気の人の周りには、同じように朗らかな人が集まることがあり、波動共鳴によるものだと考えられているのです。
引き寄せの法則にはどんな効果がある?
引き寄せの法則には、具体的にどのような効果があるのでしょうか。いくつかの具体例を見ていきましょう。
恋愛・結婚・復縁
Aさんは好きな人がいるのですが、なかなか振り向いてもらえず悩んでいました。
そこで、毎日鏡に向かって微笑み、どうしたら一番魅力的な顔になるかを研究することにしたのです。
また、紙に自分の願い、これから挑戦したいこと、理想の彼氏とのデートプランなどを詳しく書き込みました。
すると、徐々にポジティブな思考が身につき、Aさんは異性から食事に誘われることが多くなったのです。
お金
BさんはAmazonなどのネットショッピングですぐに買い物をしてしまう癖がありました。
しかし、このままではダメだと思い、お金の使い方についていろいろな書籍を読み漁りました。
その中で、自分に合った書籍を見つけたので、本にあるとおりにお金を効率よく使う工夫を実践してみたのです。
すると、お金の上手な使い方がわかってきて、今では無駄遣いをすることがなくなりました。
人間関係
Cさんはそのネガティブな性格から、ついつい周りに愚痴をいってしまう癖がありました。
これではまずいと思ったCさんは、ネガティブなことを考えてしまったら、ポジティブに考えなおすようにしました。
「ありがとう」「助かりました」などとポジティブな言葉を多く口に出すことで、周りに明るく楽しい友人が増えたそうです。
目標達成
会社でなかなか結果を出せないDさん。
毎日の仕事の成果と失敗、そして、やりたいことをノートに書き込むことにしました。
すると、小さな仕事の成果や願いがどんどん積み重なってポジティブなイメージが強くなっていき、徐々に成果を出せるようになっていきました。
引き寄せ効果を上げるために大切なこと
引き寄せはときに大きな効果を得られますが、そのために大切にするべきことや、具体的な方法についてご説明します。
ビリーフチェンジをする
ビリーフとは、前にもご説明しましたが、自分の信念や自分が真実だと信じていることを指します。
引き寄せの法則を成功させるためには、このビリーフを変えていくビリーフチェンジが必要です。
たとえば、「この仕事は苦手だな」「あの上司は厳しいから嫌だ」などと常に思っていると、それがビリーフになります。
ビリーフがマイナスだと、そこから生まれる思考や行動もマイナスになってしまいます。
すると、さらに仕事や上司が嫌になるようなできごとを引き寄せてしまうのです。
それを避けるためには、「苦手だけどこうすればうまくいった」「上司は厳しいが言っていることは参考になる」などと、ビリーフチェンジします。
表面だけを取り繕っていても、ビリーフが変化しないと現実は変わりません。
どうすれば失敗しないか、上司を納得させるために自分にできることはどんなことなのかなど、自分の思考や行動をプラスに変えていくことで、ビリーフを変えていくことが重要です。
願いをすべて出して整理する
今、まず叶えたいものは何かを決めるために、願いをすべて出して整理します。そうすることで、願いを叶えるまでのステップがおのずと決まります。
願いをすべて出し切るときには、よく考えていることやよく味わっている感情もすべて表に出し、ネガティブな感情や抵抗をすべて手放してしまいましょう。
そうすることで、改めて叶えたいことに集中できます。
願いやネガティブな感情をノートなどに書き出すという方法もおすすめです。その方法については、引き寄せノートの項で詳しくご説明します。
必ず叶うと信じ続けて行動する
願いを出すときには、「必ず叶う!」と信じ続けて行動しましょう。願いを叶えることに集中すると、自然と考え方や行動が目標に向かっていきます。
このとき、「叶わないかもしれない」「うまくいくはずない」といった不安や否定的な気持ちに囚われてしまうと、自分の周波数が「願いが叶わない」方に合ってしまいます。
その結果、願いが叶わないという現実を引き寄せることになりますので、注意しましょう。
願いが叶ったら感謝の気持ちを表す
願いが叶ったら、感謝の気持ちを表面に出すことも大事です。願いが叶った喜びや感謝の波動を感じる時間が長くなるほど、幸せな波動を出す時間が長くなります。
気持ちが豊かになり、次の願いへとポジティブに向かいはじめると、さらに大きな喜びや幸せを引き寄せることが可能になるのです。
すぐにできる!「引き寄せノート」を使った実践方法
引き寄せの法則は、引き寄せノートを使うと簡単にできます。
書籍が何冊か出ているので好みのものを購入するのもよいですし、大学ノートなどを使って自分好みの引き寄せノートを作るのもよいでしょう。
使い方は簡単です。ノートに、自分が叶えたい願いや欲しい未来を、1ページに一つ書いてください。
たとえば、「〇キロ痩せる!」「テストで100点を取る」など、具体的に書くとよいでしょう。
そして毎日そのノートを見て、願いが叶ったときの感情を思い浮かべ、疑似体験しましょう。
願いに意識を向けると、引き寄せの法則が働きはじめます。
引き寄せの法則が失敗することもある
毎日願いをノートに書いても強く願っても、引き寄せが失敗したように感じることもあります。そんなときにはどうすればよいかをご説明します。
願いが明確になっていない、自分に合っていないとき
願いが明確になっていない、または自分に合っていないと、間違った方向に進んでしまいます。
それでは、願いを叶えることはできないでしょう。
自分の願いが間違った方向を向いていないか、普段の自分に合わない願いを放っていないか、確認してみてください。
メンタルブロックがおきているとき
メンタルブロックとは、願いとは違う方向を向いたビリーフにより起こります。
たとえば、結婚したいのに、心の底に「私が男性から愛されるわけがない」などというビリーフがあると、より深い願いとして男性から愛されないという現実が叶ってしまいます。
このように、感情のギャップがあると、波動にもギャップが生まれてしまうのです。
もちろん、「引き寄せの法則なんて本当にあるの?」などと疑ってしまうと、当然引き寄せはうまくいきません。
このように、潜在意識にあるビリーフによってメンタルブロックがおきて、願いとは別の現実を引き寄せてしまい、引き寄せが失敗したように感じるのです。
願いを叶えるための具体的な行動をとっていないとき
願いに向かって具体的な行動をとらなければ、願いは叶いません。
神社などでする「願掛け」ではないので、待っているだけでは叶えるのはとても難しいです。
願いに向かって行動することで、自分の出す周波数が願いを叶えた後の周波数に少しずつチューニングされていくので、願いが叶いやすくなるのです。
まとめ
引き寄せの法則とは、願いを強く心の中に思い描き、波動を周りに出すことで自然と願いが引き寄せられるというものです。
願いを叶えるための波動を出すためには、あなたの信念、つまりビリーフを変えていくことからはじめなければなりません。
ビリーフを願いに沿ったものに変え、引き寄せノートを使って願いを強く心に描いてみてください。
すると、引き寄せの法則が願う方向に発動し、あなたの人生がより豊かになっていくでしょう。