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引き寄せの法則は科学的に証明可能?量子力学による引き寄せ・波動の解明

引き寄せの法則は科学的に証明可能?量子力学による引き寄せ・波動の解明

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引き寄せの法則について、オカルトではないのか、胡散臭いのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし昨今では、引き寄せの法則と量子力学の類似点が指摘されており、引き寄せの法則を科学的に証明できるのではないかとも言われています。

この記事では、量子力学と引き寄せの法則の類似性について解説していきます。

量子力学と引き寄せの法則の類似点

量子力学とは、物質を構成する非常に小さな単位である量子がどの様なルールで動いているのかを調べ、記述する力学のことで、アインシュタインによって発表された一般相対性理論とともに、現代物理学の根幹を成す学問です。

量子力学について詳しく掘り下げると話が専門的になりすぎますし、この記事の本題からも逸れてしまうため、ここからは量子力学と引き寄せの法則にどの様な類似があるのかという点にスポットライトを充てて解説していきたいと思います。

万物を構成する最小単位「素粒子」について

万物を構成する最小単位「素粒子」について

量子力学と引き寄せの法則というテーマで話を進める上で、最も重要かつ絶対に理解しなければならないのが、「素粒子」という物質が持つ性質についてです。

素粒子を一言で表すとしたら、物質を構成する最小単位といえます。

この世界のあらゆるものは約100種類の「原子」の組み合わせによって作られており、原子はさらに「中性子」「陽子」「電子」で構成されます。

ここからさらに、中性子と陽子は「クォーク」という物質に分解できるのですが、このクォークと電子(レプトン)それ以上分解することができず、物質を構成する最小単位である「素粒子」と呼ばれるものにあたります。

つまり、人間も含めてこの世の森羅万象は、素粒子の固まりによって作られているというわけです。

そして量子力学と引き寄せの法則の類似を語る上で、素粒子が持つ以下の2つの特徴が非常に重要なポイントとなります。

・素粒子がどの様に原子を構成しているか

・素粒子がどの様に物質として確定されるか

それぞれ詳しく解説していきます

素粒子は運動により原子を構成する

万物は約100種類の原子によって構成され、さらに原子は素粒子によって構成されるというのはお伝えした通りです。

しかしここで注目すべきは、原子は原子核の周りを電子が高速運動する形で構成されており、原子の大きさに対して素粒子の大きさは、なんと約0.000000001%に過ぎないのです。

つまり、原子というのはほとんど中身が無いスカスカな物質であり、当然原子によって構成されているこの世界の全てのものも同様にスカスカと言えます。

しかし、実際にはほとんどの物質はしっかりとした実体がありますよね。

これは、素粒子が運動する速度が非常に速いことによって実現されています。

原子の確かな実体は、電子が原子核の周りを飛び回る膨大な運動エネルギーによって作られており、つまり原子とその原子によって作られる世界中の物質は、そのほとんどが素粒子の運動によるエネルギーから生み出される、エネルギー体であるということができるのです。

万物が波動を持ち、その同調によって引き寄せ合うといのが引き寄せの法則ですが、全てのものは波動の様なエネルギー体であるということから、オカルトというよりむしろ科学的な事実に近い表現といえますよね。

素粒子は人間が観測することで物質として固定される

素粒子は人間が観測することで物質として固定される

量子力学と引き寄せの法則を関連付ける上でもうひとつの重要な素粒子の性質は、素粒子は人間(あるいは観測機器)によって観測されてはじめて、物質として固定されるということです。

これはどういうことかというと、素粒子というものは、人間が観測するまでは「波動」の性質を持ち、居場所が確定されていない状態にありますが、人間が観測することでその声質が「粒子」として物質化されるのです。

わかりやすく言うと、今あなたの目の前にあるスマートフォンはあなたが観測しているからスマートフォンとして存在していますが、あなたが観測していない間は、物質としての存在が確定しない波動の状態で存在しているということです。

つまりどういうことかというと、この世界というものは、人間が観測する、つまり人の意識が介在することでその存在が物質化するということで、言い換えれば、世界は観測する人間の意識によって創造されているというわけなのです。

自分の意識が世界を創っていると言われてもにわかには信じがたいかもしれませんが、これは科学的に証明された事実なのです。

シュレディンガーの猫はその裏付けとなる有名な実験ですよね。

これは箱の中に一匹の猫と猫と毒ガス入りの容器を入れ、50%の確率で崩壊する放射性同位体(50%の確率で毒ガスが漏れると考えてください)を設置した場合、人間が観測できない箱の中では素粒子は波動として存在するため、猫が生きているか死んでいるかは確定されておらず、死んだ猫と生きた猫が重なり合って存在しているという思考実験です。

感覚的に考えれば、私達が観測していようが観測していまいが、箱の中で毒ガスが漏れ出ているのであれば猫は死んでしまっていますし、容器が無事なら猫は生きていますよね。

シュレディンガーもマクロの世界では量子力学の理論は成立しないという反証のためにこの思考実験を提唱したのですが、なんとこの実験は、フォン・ノイマンによってその正当性が証明されてしまったのです。

つまり、箱の中では人間が観測するまで猫の状態は何一つ確定されておらず、ひいてはこの世界は人の意識が介在することによって確定されるということが、シュレディンガーの猫という思考実験によって科学的に証明されたというわけです。

ここまでをまとめると、以下の様なことが量子力学によって証明されていることがわかりました。

・万物は物質よりもエネルギー体に近い

・世界は人が観測する(意識する)ことによって物質として確定される

このことから、次の様なことがわかります。

人の意識が世界を決める

ここまで解説してきた量子力学の話を読んでいて、引き寄せの法則について知っている方ならピンと来たことがあるのではないでしょうか。

引き寄せの法則においては、潜在意識を変えることが良い結果を引き寄せるとされています。

これは人の意識が世界を創造するという量子力学の理論と一致しており、引き寄せの法則が単なるスピリチュアルやオカルトではないという信憑性が生まれるのではないでしょうか。

しかし、人の意識が世界を確定させるのであれば、何でも思い通りになってしまうといおうことになりますが、実際にはそうではありませんね。

これには理由が、人の意識のうち顕在化しているのは5~10%程度のみで、90%以上は潜在意識であるためです。

そのため頭では意識を変えたつもりでもそれはたった5%程度の話であり、引き寄せを実現させるためには大部分を占める潜在意識のコントロールが必要になるのです。

潜在意識をコントロールする方法

潜在意識をコントロールする方法

なぜ潜在意識をコントロールするのが難しいかというと、潜在意識はあなたのそれまでの人生で長年かけて刷り込まれた固定観念にとらわれており、一朝一夕では書き換えることが難しいからです。

そのため、潜在意識をどの様に変えたいのかを自分でも明確にした上で、常にその意識を持てているかを自分で確認しながら、潜在意識を更新していくことが重要なのです。

自分が引き寄せたい結果を得るために必要な意識を潜在レベルで身につけることができれば、きっとその意識によって世界が変わるはずです。

まとめ

量子力学と引き寄せの法則の類似性について解説しました。

量子力学により、世界は人間の観測、つまり意識によって確定されることが分かっています。

これは引き寄せの法則と共通する理論であり、引き寄せの法則に関する信憑性の向上に寄与するといえるのではないでしょうか。

しかし、人の意識の大部分を占める潜在意識は長期的に再形成していく必要があります。

ポジティブな潜在意識を形成することで、世界も望む形に変化させることができるはずですので、根気強く引き寄せの法則に取り組んでみてください。